最近、30代の元同僚が嘆き悲しむLINEをしてきました。
「ぎんなんたろうさん…施術がしたいです…。」
(安西先生、バスケがしたいです。的な)
その人は給料が安いという理由で整体業を離職して、今は別の仕事をしているんですね。
でも、本心では整体業をしたいそうで。
どうしたら良いか私にヒントを求めてきました。
さて、私の回答は?
どうぞ!
▼ 自治会長さんのところに頭を下げにいけ!
先日のブログでもお話しましたが、整体師が副業したいなら「信用ゼロ」なんだから、住んでいるという信用から始めるのが良いよ。という具体的な手法。
(これは絶対使えて再現性がある)
どこぞの誰?という人に時間は与えられません。
まずはそこに住んでいるという実績があるところを使わない手はありません。
あなたにも「地元愛」的なものありますでしょ?
秘密のケンミンショーがあれだけ長寿番組になっている理由を見ても明解なはず。
だから、住んでいる自治会長さんに連絡をして無料で体操教室なり、健康相談会なり始めれば良い。
そこで信用を獲得したら整体ができるかもしれない。
変なコンサルタントを雇って詐欺に合わないようにね!
それをアドバイスしたら元同僚は何て言ってきたと思います?
「家族とかからやってみて、そういうのも探してみます!」
ですって。
絶対ない!!
そういうのなんてない!!
自分から作り出さない限りない!!
家族とかからやって?
その考えじゃあ、一生あなたは思い通りな人生にならなそうだね。
(そうは返信してないよ)
▼ なんで聞きたい言葉しか聞けないのかな?
元同僚はテクニックに逃げる質でした。
技術研鑽は一生懸命!
頭も良い!
(国立大卒だからね)
だけど、お客様をテクニックに当てはめてしまっている。
そして、痛みが改善しないことを自分のせいにもお客様のせいにもできないから逃げちゃった。
そもそも相談のLINEも「研修会受けて臨床成績変わりましたか?」という問い。
ちゃんとお答えしましたよ。
「変わりましたよ!ただ、その研修会のテクニックだけじゃなくトータルで見つつ、でもすごい武器を手に入れたなって。」
「一発改善が正義じゃないですよ。テクニックをお披露目するのをお客様は求めてないですよ。」
だけど、その返答が・・・。
『臨床結果が変わるんですね!やっぱりテクニックすごいんだぁ。』
(いや、そうじゃねぇっての)
自分が言われたいこと
自分が聞いて再確認したいこと
そりゃ誰だってありますよ?
自分が知りたいこと・興味があることに耳が持っていかれるのは当たり前。
でもさ。
自分が聞きたい言葉しか聞けない体制だから、お客様の痛みを改善できないってさ、気づこうよ。
(人格は否定していないよ)
▼ 自己肯定感をちょっと超えている何とかする力
そこで私、考えたんです。
(何で自分の聞きたい言葉しか聞けなくなっちゃうんだろう)
自分もそうなる可能性はあったし、子どもたちもそうなるかもしれない。
こと現代においては、スマホがそうですよね?
何でも私好みにカスタマイズされていって勝手に見たいものだけ見れるようになっちゃう。
だから、私は月4000円もサブスクして紙新聞をとっています。
あれなら自分が見たくないものも見れるでしょ?
あえて、知りたくない。自己否定せざるを得ない情報だったりは正確に入手できる癖みたいなものは無くしたくないよね。
無自覚で手放してしまうものなんだと思う、気付かぬうちに。
20代の時かな?
めちゃくちゃ焦っていたんです。
何に焦っていたのか、その時は全く分からなかったけど。
今思えば、自分の施術技術で確実に変化をさせられる「何とかする力」が欲しかった。
だから深夜まで勉強したし、どんな分野の講習会も参加した。
ちょっと話ずれても良いですか?
今朝、小2息子が「お金は最大の武器!」って言ったんです。
(小5娘とお金の話していて入ってきたの)
で、すかさず私が「本当にそうかな~?キャラじゃない?」って返答。
「パパはお金がない時に、髪の毛切ってくれる人を整体してあげたら、無料で髪を切ってくれたよ。」
「芸は身を助けるって言葉があってね。かくかくしかじか。」
みたいな。
20代の頃は「芸」を身につけるのにめちゃくちゃ焦っていたんだと思う。
何もない、ただのおっさんにはなりたくなかった。
今はあります。
必ず相手の健康を増幅させる力(芸)が!
それがあるか、ないか、で自分の知りたくない情報もキャッチできるかどうかが決まってくる。
自己肯定感よりもちょっと超越しているよね?
「何とかする力」
それがお金よりも尊いと、私は思います。
あなたはどう思いますか?
それではまた!
素敵な1日をお過ごしください。
またね。
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