副業で久しぶりにダイエットコーチをしました。
70代男性で腰痛もち。(仮名:佐々木さん)
腰痛は治すことができたのですが、再発のリスクがかなり高い。
というのも、妊婦さんのようなお腹。
もともと糖尿病も患われているから、インスリン注射の影響もあるのでしょうが、お腹が重くて腰が前に出ちゃうスウェイバック姿勢。
(うーん、いかがしたものか)
本来であれば、リハ業務外になって、かつ管理栄養士も傍にいる。
その佐々木さん、実は管理栄養士にも何度も相談を受けている。
「ぎんなんたろう先生、金払うから相談に乗ってくれよ。」
(うーん。確かに佐々木さんの数年後に起こる辛い姿が手に取るように分かる)
きっと、腰痛再発して、動けなくなり、そうなると糖尿病も症状悪化、外出頻度低下は認知症を呼び起す。
私、何千人とご年配の方の生活を見てきているので、未来予想図はかなり正確に出来ます。
これやってパーフェクトボディという正解はないのですが、確実に起こる失敗の的中率はかなり良い方です。
(うーん、今年度で退職するし、いっちょやりますか)
見るに見かねて相談に乗りました。
▼ 実態把握の評価方法
ダイエットコーチの方はどうやって、その人の生活内容を把握されているのか。
ダイエットこそSNSの活用が絶対良い!!
今までは記述式とか、めっちゃアナログだったわけじゃないですか。
今だにそれで評価している管理栄養士さんいますけど、絶対そんなんじゃ把握できなくないですか?
本人自身に記述なり口頭で言わせていますが、何をいつどのくらい食べたか、なんて把握していると思いますか?
ちょっとしたメンタル的な抵抗もある中で正確に相手に伝えるなんて100%無理!!
私は「10秒動画」をLINEで送ってもらうようにしています。
「おはようございます、時刻は◯時◯分、今から朝食です。」
そんな感じで食事のタイミング時に動画を録画してもらって、1日のまとめに送ってもらいます。
それを私が備忘録として文字起こし、もしくは必要あれば三大栄養素計算アプリでチェックします。
それを3日間だけ行ってもらいます。
動画だと、起床時刻や日中活動内容、就寝時間まで相手の生活リズムや雰囲気まで正確に感じ取れます。
良い時代になりましたよね。
70代の初めてLINEします!という佐々木さんでも、スッとできるのですから。
▼ 数値に現れない糖質コントロール
とにかくダイエットの肝は「糖質」
でも、糖質制限は絶対ダメ!!
糖質は悪じゃない。
糖質はコントロールすべきものです。
具体的に言えば、
「1時間あたりの糖質代謝できる量」
これを探す旅でもあります。
むしろ、これさえ分かればダイエットは成功したようなもの。
佐々木さんが分かっていなかったのは「パン」の存在。
別にパンを食べてもいいのですが、タイミングがちょっといただけない。
糖尿病による低血糖が怖くて毎日間食をしていました。
その時に、ささっと手軽で保存もしやすいパンを選択していました。
正攻法・セオリーだけみれば
(ふーん、低血糖を防ぐために糖質を入れればOKじゃない)
ということかと思いますが、そうではありません。
小倉バターコッペパン。
確かに美味しい!
でも、佐々木さんの身体は糖尿病。
(糖尿病じゃなくても)
糖質を代謝しにくくなっている身体。
明らかに蓄積してしまう量とタイミングです。
本人が良かれと思ってやっている対処がめちゃくちゃ裏目に出ていました。
(その他の要素もありましたが)
他人を批判するのはちょっと気が引けるけれどー。
「管理栄養士さんからも相談受けてたけど、ぎんなんたろう先生の方が金払う価値あるなー。」
と、佐々木さんがおっしゃってくれました。
その時は(管理栄養士さんの3食きっちり栄養バランス良く食べよう!)も間違いはないですよ。と、フォローしましたけれど、正直気持ちでは「ちゃんとコーチしてあげろよ。」と、思ってしまいました。
▼ ダイエットコーチの役割
コーチの役割ってそんなにないです。
特にダイエットコーチは。
「1時間あたりの糖質代謝できる量」
これを一緒に見つけてあげる。それのみ。
これって検査機器とかで数値に現れないんですよ。
もしも、現れるようにできたとして日常生活は不確定要素が多々ある。
・自分の空腹感
・活動量
・メンタル
・1日のリズム
これらの要素を受けて変化していく。
講習を受けたって、知識が豊富だって、相談を受けてもらっていたって、無理じゃない?
第三者が二人三脚でフィードバックすることで「自分の身体」というもの初めて客観視することができる。
自分ではなく「自分の身体」を切り離して考えられる人、100人いたら1人くらいの割合しかいないですよ。
(まじで)
世のダイエットコーチさん、そうじゃない?
▼ まとめ
結局、佐々木さんとはまだ繋がっていて結果は出ていません。
「ぎんなんたろう先生、金払わせてくれ!」
そう言われましたが。
「佐々木さん、成果が出ないとお互い残念感しか生まれません。
まずはできることからやってみて、成果が出たらお金頂きます。」
という風にお答えしました。
某ダイエットジムと真逆の戦略ですね。
多額のお金払っちゃったから頑張んなきゃ!
これも一理あると思うんですが、長期を考えた時にはマイナスなのかなと思います。
(経営戦略的には新規獲得のためのCMを打つのに仕方ない)
どの視点でマイナスかと言えば、お客様から見たらマイナス。
やっぱり、本腰いれてダイエットの真髄「1時間あたりの糖質代謝できる量」は把握できない。
(期間が決められているから)
それに返報性の法則がちゃんと機能している人しか相手しなければ、対策を実行してくれる。
対策を実行してくれればちゃんと成果は出る。
(むしろ、出なかったら方法変えればいいだけ)
やれば確実に成果は出る。
成果が出れば報酬が出る。
その時の報酬はお金だけじゃなくって、本人が痩せているわけだから広告塔にもなってくれるし、口コミは本人がしたくなるじゃないですか。
そう考えると長期的には成果報酬型の方が良いんじゃないかなぁと思います。
というのも、クレクレ君を相手にしない場合で、私自身がお客様を目利きさせてもらわないといけませんけれど。
失礼な話ですが、全てのお客様を相手にできないのが本音。
(みんな口にしないですが)
今回は現クリニックを退職するタイミングだったのと、佐々木さんという人物が信頼たるものだったから。
正直ダイエットサービスは自分の稼働が増えて仕方なかったのでストップしていました。
どーしても、どーしても困っている!!
という方。。。
「1時間あたりの糖質代謝できる量」
を、一緒に探してくれるコーチを見つけて!
それだけで後の人生、本当に楽になるので!
上から目線で失礼しましたー!
本日は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました。
今日と言う日は今日のみ。
自分なりに面白い1日にしていきましょう♪
それではまたー!
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