法人は赤字でも運営できる

ビジネスの話

「利益がないと運営できない!」
 
「ムリムリ、できっこない!」
 
 
私みたいに二刀流開業を目指して
マイクロ法人を立ち上げようという方は
そんなに税や経理の知識がないと思います。
 
 
赤字なら倒産!
 
 
というイメージを払拭して、
初めは月数百円でも数万円でも良い!
これなら始められるかも!と思ってもらえたら嬉しいです。
どうぞ!

▼ 会社の倒産するのはどんな時?

会社に勤めていながら「どんな時に倒産か」すら知らない。
 
 
このダメダメさ。
 
 
私も同じです。
 
 
会社は「お金の蓄え」が無くなった時に倒産します。
 
 
ということは、毎月の赤字はもちろんのこと、
売上‐経費=純利益が赤字だったとしても倒産しません。
 
 
例)
 
決算として1年間の売上1万円だった。
経費が10万円だった。
9万円の赤字
 
 
だとしても生き延びれるんです。
 
 
 
なぜか?

▼ 個人が会社にお金を貸す

二刀流開業をしていますから、
「マイクロ法人」と「個人事業主」2つの顔があります。
 
 
つまり、個人事業主 → マイクロ法人 へお金を貸してあげる。
 
 
役員借入金
 
 
というものがあります。
 
 
そのことで法人(会社)には手元にお金がある状態になり倒産はしません。

仕訳例)
 
      借                 貸
○○信用金庫 普通預金 35万円 / 役員借入金 35万円

会社は個人に借金するということですね。
 
 
借金と言えど、会社と個人は同一人物。
(特に合同会社の役員を一人にしていれば)
 
 
税金の対象にもならない。
返済期限もない。
利息もない。
 
 
借金は負債。
負債は負債でも、法人のマイナスの財産です。
 
 
ざっくり図解してみました
↓↓↓

うーん。借金=マイナスの財産ってイメージが分かりづらい。
 
 
会社を運営していくための資金になるので、借金が全て悪じゃないですよね。
 
 
 

(えー、でもリスクあるんじゃない?)
 
 
 
リスクってどんなリスクですかね?
 
 
 
こういう怖いときは分解していくのがベスト。 
具体的にデメリットを見ていきましょう!
 

▼ 赤字繰り越しのデメリット

1.留保金課税の対象になる?!

 (えっ?留保金課税?)
 
 (ちょっと言っている意味が分からないんですけど。)
 大丈夫です。私も分かりません。
 
家族経営だと利益を社内「留保」することがしやすいんです。
 
社長の利益でなく、会社の利益として留めておけば、
社長の所得税が安くなるという税金回避をダメだよー!という制度です。
 
 
でも、これは資本金1億円以上の会社です。
マイクロ法人は今のところ当てはまりません。 
 
大丈夫!

2.銀行からの融資が受けづらくなる 

借金まみれの会社になるわけですから当然ですよね。
 
でも、マイクロ法人は大きくする必要ありますか?
 
普通の会社ならともかくマイクロ法人は「利益はトントン」でも良し。
 
 
むしろ、大黒字(そんな言葉ないけど)で儲かったら、所得税が課せられます。
 
 
稼ぐのは「個人事業主」の方で良くって、「マイクロ法人」は税金の適正化目的ですから。
 
 
銀行から融資をもらって事業拡大する、ということからも縁がなさそうです。
 
 
もっとも、そうしたいなら
個人事業主 → 法人成り → こっちで頑張れ!
 
 
ということかと思います。
 
 
個人事業主で銀行の融資が受けたいというケースではリスクになるでしょうね。
 
 
でも、これは個人的見解ですが。
 
 
今の世は画期的な新サービスなんてほとんどないです。
ビジネスを始める時は「スモールスタート」がいいのでは。
 
 
多くても、自分で貯めた100万円くらいからスタートするくらいが良くて。
銀行から借金したら「やっぱこのビジネスあかんかったわ!」ができない。

3.債務超過してしまう

資産より負債が上回る状態 = 債務超過
 
 
これになることはないでしょう。
 
 
資産と負債が同じになるように「役員借入金(借金)」していけば、負債が超過してしまうことはないです。
だって、そのコントロールも自分次第ですし。
 
 
それに赤字繰り越しは最大で10年です。
 
 
先ほどお伝えした通り、会社にキャッシュ(現金)があれば倒産はしないですし、
例え黒字になっちゃっても過去の赤字分にあてれば利益がトントンになるので所得税が出ません。
 
 
「でも、社長個人マネーを使っている分、損じゃないかー!」
 
 
確かに個人マネーが出ちゃっています。
前述の図解した例では35万円も!
 
 
でも、個人事業主1本でやっているとなると、
社会保障(個人年金+国民保健)は35万円じゃきかないですよね。
 
 
 
令和4年度の保険料は月額16,590円
年収500万円の国民保険は月額29,996円
 
合計46,586円 ×12ヵ月 = 559,032円

 
 
約56万円払うことになるんですよ?
 
 
 
絶対、マイクロ法人の方がいいじゃないですか。
 

 
 
と言う具合にリスクってあんまりない。。。

▼ まとめ

☆ 二刀流開業(マイクロ法人+個人事業主)は法人が赤字でも大丈夫
 
☆ 役員借入金は借金でも会社は倒産しない
 
☆ 法人が赤字でもリスクってあまりない

 
 
表とか仕訳とか、
すーっごくざっくりしたものにしています。
 
なんせ素人ですから!
 
間違っている所などあったら指摘お願いします。
 
 
あくまで、素人として一つ一つステップ踏んで同じように歩めば自立していける所をお伝えしています。
 
 
見ていけば自然と「簿記3級」くらいの知識がつくようになるはずです。
 
 
ともに学んでいきましょう♪
 
 
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