「平等」と「公平」の違いとは?

雑談

「ぎんなんたろうさん、それって給料上げろってことでしょ?」
 
「みんなが上がってない中で、それは平等じゃない。」
 
「平等じゃないことは容認できないでしょ。」
 
 
私は今、現職場に雇用契約から“業務委託契約”を申し出ています。
 
 
そんな中で、実質「事務長」に言われた言葉です。
 
  
 
「平等って何だ??」
 
 
 
そもそももう雇用関係ではなく、
私の業務に対してフラットに評価し直して、
お金を提示してください。
 
 
 
という申し出なのに、
なぜ他の雇用契約の人と平等にならなきゃいけない?!
 
 
 
それに「平等」というのであれば、
なぜ現職場の院長は週4日しか働かない!!
 
 
理事・役員だからというなら100歩譲って良しとしよう。
 
 
 
ただ、納得いかないのは 
休みの日に別の病院でバイトしていること。
 
 
院長不在になり現職場に客足を遠のかせて、
現職場には非常勤医師の外注費が発生して、
個人では別で稼いでいる。
 
 
そして、従業員のボーナスがカットされている。
 
 
 
おかしいだろっ?!
 
 
 
「平等」ってなんだ??
 
 
「公平」ってなんだ??
 
 
 
それを今日、超明確に説明します。
(本気の文章届けます)
どうぞ!

▼ 皆、同じ価値なわけないじゃんね?

そもそも言葉の意味合いを勘違いしている場合が多い。
(という私も整理ついてなかった)
 
 
「平等」も「公平」も同じように扱われちゃうから混同してしまう。
 
 
辞書を引いても、ネット調べても、明確な答えがないんですよ。
 
 
きっと、みんな正しく用いられている人が少ないんだと思う。
 
 
 
例えば辞書を引くと・・・

平等とは・・・差別がなく、みな一様に等しいこと。
 
 
公平とは・・・いずれにもかたよらず、えこひいきしないこと。

・・・何が違うの?
 
 
 
って、なりますよね?!
(私は辞書にツッコミを入れたクチです)

 


  
 
そこで!!
 
 
 
 
この言葉を用いると違いが明確ですよ!

 
 
◯ “平等にチャンスを与えて、公平な評価をする”
 
 
 
これを逆にすると、「んっ?」となる。
 
  
 
× “公平にチャンスを与えて、平等な評価をする”
 
 
ねっ?
 
 
「んっ?」って違和感でしょ?
 
  
 
公平にチャンスって言わないよね?
  
 
 
つまり、両者の違いはズバリこう!!

平等・・・数値や実物の話
 
例)平等に分配する、平等に機会がある
 
 
公平・・・見方や視点の話
 
例)公平にジャッジする、公平に扱う

そう考えるとさ、
 
 
モノの価値って皆見方によって違うよね?
 
 
私の大切な大切な大切な「地球儀」
(書斎の机に置いてあるの)
 
 
私にとってはめちゃくちゃ価値が高い。
 
 
だって、元職場の上司が
「次なる旅たちへ」ということでプレゼントしてくれたんだもの。
 
 
 
その価値の見方に対して値段をどうつけるのさ。

▼ 平等な社会なんて優しくない!!

先ほどの平等とは「数値」の話で進めると、 
男女平等っていうのはおかしい!
 
 
だって、能力差が確実にあるでしょ?
 
 
生物として脳の機能自体も違うんだから!
 
 
どうやったって生まれながらにして
脳の左右間を取り持つ「脳梁」は女性が大きいし、
空間把握能力は男性の方が得意。
 
 
仕方ないじゃん!
 
 
だって、物理的にそうなんだから。

● よく例えられるのは「トイレ」

イベント会場に「トイレ」はありますよね?
 
 
男女平等だと
トイレの床面積を同じにすると困りませんか?
 
 
だって、女性の方がどうやったって時間がかかる。
 
 
 
女性トイレの方が長蛇の列になっているの
見かけたことありませんか?
 
 
 
だったら、平等じゃなく「公平」に判断して、
トイレの大きさを女性の方を増やせばいいでしょ?

 
 
 
なぜ一律平等にする?
 
 
 
全く優しくないでしょ。

● 男女雇用機会均等法は分かりますよ。

雇用するチャンスの数を平等にしようね!
 
 
という数の話をしているから。
 
 
 
それを価値判断するのも平等と混同してしまうから、
話がおかしくなってくる。
 
  
 
価値判断は「個別」的にするものであり、
男女とか関係ねーんだよ。

▼ 差別をなくすのは2つの視点

患者さんとお話ししていたら
(80代女性)
 
 
昔は部落差別というのがあったそうで、
小学校のクラスで先生は副担任もいる2人体制。
でも、別の部落の人が多いクラスは先生が1人しかいなかった。
 
 
とのこと。
 
 
 
これを差別をなくすために「平等」と「公平」にするには。
 
 
「公平」に生徒を見て、
「平等」に先生を配置する。

 
 
こういうこと!
 
 
 
モノの価値判断の基準に「平等」を用いるんじゃない!
 
  
 
数を一律平等に分け与えてしまうと、
個々人の能力を全く無視してしまうことになる。

▼ まとめ

☆ 平等とは「数」の話

☆ 公平とは「見方」の話

☆ 価値判断を「公平」にするのは◯、「平等」にするのは×
 
 
冒頭の院長の話。
 
 
やっぱり納得がいかない。 
 
 
事務長は色んな所で身を削っている姿を、間近で見ているので尊敬しています。
ただ、死に役にはなれるけど、院長に苦言を呈す嫌われ役にはなれないってこと。
 
 
私がなります、嫌われ役。
 
 
だって、納得いかないんだから。
 
 
職場を辞めることになったら、なぐさめてくださーい!
(もしくはビールおごって!笑)
ではまた!

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