言っておきますけど、今日は長くなるからね!!
本当に長い!
だけど、木原さんの取り組みを一連にお伝えしないと
それは違う気がして。どうしても1話にしてお話ししたかったです。
『学級崩壊』
これは何も学生だけに当てはまるテーマじゃありません。
皆さま何かしらサービスを提供していると思います。
(仕事しなきゃ食べれないもんね)
学級崩壊はいわゆるチームメンバーの
友好関係が崩壊したら??
ということです。
かくいう私もあるチームを崩壊させてしまった一人です。
フィットネスクラブを立ち上げて
主任を任されていた頃。
私自身は整体師としての経験はあるにしろ、
スポーツトレーナーとしての経験は浅かった。
でも、チームメンバーはトレーナー経験豊富な
先輩お局様的な御三方。
メンバーをまとめあげるには正直、力量不足でした。
うつ病っぽくもなったし、
寝言では泣き謝る日々。
最後には上司に泣きついて降格まで志願しました。
お局御三方はきっと夢にも見てないだろうな。
「目の上のたん瘤的なお坊ちゃん生意気だったな」
サポートしてやろうとしてるのに!くらいな感じだと思います。
・・・うん。辛かったなぁ。
(今思い返しても)
例えば、こんなことがって言いたいんですけど、
何かそれは元メンバーをけなしている風になるし、
あくまで自分目線の話ばかりだから愚痴っぽくなって
今でも上手く状況を伝えられないんですよね。。。
ともかく。
チームは崩壊してしまいましたが、
今の再構成されたメンバーでは上手くできていますよ。
あの時は苦しかったなぁと思いだしていて、
そんな時、あるNHK・Eテレの番組と出会いました。
(ごめんさい、ここからが本題)
▼ 木原さんの性授業
『キミのこと聞かせてよ』
~木原雅子さんの出張授業~
2017年の放送なのですが、
観たことある方いらっしゃいますか?
学級崩壊しているある中学校を舞台に
思春期の子どもたちが半年でみるみる変わっていく姿。
ひどかったんです。
学級崩壊の状態が。
生徒同士は仲良しグループで固まり、
グループ間での小競り合いや、
グループからはみ出さないように常に緊張している空気。
先生へクラス全体からの反抗!
「こらっ!立つな!話をききなさい!!」
絶えない叱る言葉。
先生自身も仕事量が多く、話を聞かない生徒にイライラ。
もう、これどうするの?
っていう状態でした。
・・・
そこで、木原雅子さん登場。
木原さんは元々、京都大学・医学博士
エイズの予防研究をされていた方で、
「日本の性教育をなんとかしなければ!」
ということで活動をされています。
ただ、性教育の講演をはじめても手ごたえがなく、
幾度となく試行錯誤をされてたどり着いたのが
「学校へ入り込んで行う活動」
その活動が数々の学級崩壊を解決しているんです。
その内容が素晴らしい!!
この先、ちょっと話ながくなるので、
休み休み読み進めてもらうとうれしいです(^^;)
▼ 木原マジック① 生徒たち一人一人の話を聴く
まず、木原さんの性の授業
「思春期というものがあるのよ。
イライラするもの。
それはホルモンのせい。」
この言葉によって、生徒たちは安心しますよね。
(あっ。この人は指導しにきたんじゃないな。)
もう、学級崩壊状態のときに
何かを「教える」はイコール「攻撃する」に等しいですよね。
そして次に、
「あなたの好みのタイプは?」
それぞれの性の好みがあると、
中学生としてはモジモジしながらも興味はありますよね?
このことによって、それぞれの個性を認め合います。
それはつまり、自分を認め、他人を認めることに
自然とつながっていっているような生徒たちの姿でした。
▼ 木原マジック② 一人一人の面談
性の授業で木原さんの存在をクラスで認知されたら、
「一人ひとり面談」をしていきました。
その面談室には
お菓子やジュース。
ぬいぐるみに。
リラックスできる音楽。
とにかく生徒たちがリラックスできる雰囲気を演出。
でも、語彙力も表現力もとりそろえていない
中学生時代。なかなか語れない子もいました。
そういうときでも木原さんは焦らず、
「絵を描かせてみたりしていました。」
なんてことない所から広がる会話。
コミュニケーションの引き出しの多さに感服でした!
その面談でみせた生徒たちの実態・・・
生徒たちが先生を攻撃していたのは、
自己防衛からくるものでした。
「良い子になっていると、
周りに攻撃されるから不安・・・。」
「何か目立つことをすると
いじめられるかもしれないから・・・。」
その不安を「先生への攻撃」として
クラスはぎりぎりのところで均衡を保っていました。
がーん!!
と、なりました。
それは叱って抑えつけても何にもならない。
「話を聴くこと」をしなければ見えてこない実態。
でも、先生では決して引き出せなかったでしょう。
木原さんのような存在しかできないこと。
衝撃でした。
▼ 木原マジック③ 高校生からのビデオメッセージ
実態が分かったら解決への糸口を
木原さんは探ります。
そこで2回目の授業。
高校生から「中学の時を語る」ビデオメッセージを流します。
その時の中学生の食い入るように
ビデオを見る目。
それはそうですよね。将来の具体像がそこにありますから。
どんな占いよりも、リアルな声があって、
否が応でも想像する未来の自分の姿と重ねます。
そして、そのあとに
仲良しグループ以外の人達で自分の意見を発表する。
ここらへんから生徒間の空気が変わりました。
「あっ。この子ってこういうことに興味があるんだ。」
「へー。そういうこと考えてたんだ。」
自分を認め、他人を認め合え。
良い子ちゃんになるといじめられるという
キリキリした空気が変わって朗らかになってました。
しかし、先生と対立していたお互いの信頼は
まだ回復せずにいました・・・。
その時。
▼ 木原マジック④ ミニテストでプチ会話
先生だって元々学級崩壊をなんとかしたい!
そう思っていないわけがありません。
生徒たちの声を聴いてやりたい。
でも、時間がない!
ゆっくり話を聴けない現状にイライラ。
話を全く聞かない生徒にイライラ。
もう、がんじがらめなのは大人も同じでした。
そこで、木原さんは「プチスタ」なる
ミニテストをすることによって解決します!
プチ(ちいさい)スタディ(勉強)だから、
「プチスタ」
ちょっとした問題を出して、放課後に
生徒ひとりひとりに丸付けをする。
一見、余計に仕事量が増してしまいがちですが、
生徒たちのコミュニケーションの場と、
授業の理解を確認する場になることによって、
「生徒と先生との信頼関係の回復」
が、成されることによって
話をきいてくれるようになり、
授業の準備や進みもスムーズになりました!
すごいっ!
▼ 木原マジック⑤ 過去の自分をみつめ、未来への自分への手紙
半年後のクラスは見違えるようでした!
そして、木原さんの最後の授業
「1年後の自分はどうなっているのか想像して、
現在の自分にエールを送る手紙を書こう。」
生徒たちは過去の授業でも、
自分を認め、将来について考えています。
今までのクラスの状態を自然と見つめ直せて、
未来に向けて自分を頭の中で歩ませました。
手紙の発表では、過去の自分を思い涙する子もいて。
(泣けました。。。)
生徒間のいがみ合いもない、
先生との信頼関係も回復した、
とても表情豊かな子供たちになっていました!!
木原さんは言います。
「私が変えたわけでもない、
生徒たちが変わったわけでもない、
元々あったものが出てきただけ。」
まいりました!!
本当にすごいお方です!!
▼ まとめ
いかがでしたか?
ご自分のメンバー。
お子様の学級。
もしも、崩壊にいたっていたら
再構成するために何をしますか??
木原マジックできますか?
大人はその場から逃げることも
子どもよりは比較的容易にできません?
辛いのは世界がまだ狭く、
経済的自由の幅も狭い学生だと思うんです。
中学・高校はすぐにやめればいい!
にはならないですよね。
「社会」という空気のような実態が
目に見えづらいものを木原さんの性教育を通した
授業の方法で大変勉強になることが多いと思います。
・相手の話を聴く
・認める大切さ
~~~~~~~~~~~~~~
「教える」ではない。
まずは認めてもらいたいを
解決した先にしかない未来はない世界。
そこで初めて伝えるのではなくって「伝わる」
~~~~~~~~~~~~~~
サービス提供者はみんな考えるべきことなのかなぁ。
と、思った今日この頃でした。
この番組をみて「本当に勉強になった。」と、
思ったつぎの瞬間に。
「ということは良くも悪くも、自分は大人になって
中学生の目線がなくなっちゃってたんだなぁ。」
思い出していきたいものです。
ということで本日は以上でーす。
最後までお読みくださりありがとうございました!
(ねっ?長かったでしょ?ごめんなさい)
他の話も聞いてみたい!
もし、こんな場合はどう思う?
というもがあればコメント欄に書いてもらえると嬉しいです。
それでは!
今日と言う日は今日のみ。
自分なりに面白い一日にしていきましょう♪
また明日ねー!
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