リピーターになってもらうには?

価値づくり挑戦記

「あなただから買うのよ。」

誰しもそう言ってもらいたいですよね?
 
 
そんなことないか。
仕事のタイプにもよるのかな。
 
 
だとしたらー。
あなたじゃなければAIで良くない?
 
 
AIより、早く上手に安くできる自信がありますか?
100%むり。
勝てっこない。
  
 
セラピスト向けに書いている、この記事。
まだセラピストはAIが入ってくる領域からは遠いところにいるかもしれませんが、薄利多売ゲームが過激化して、食っていけなくなる未来は確実にやってくるのは同じこと。
 
  
ほら、変に経験して文句を言う中堅どころより、賃金も安い若手スタッフの方が使いやすいでしょ?
 
 
何も考えずに過ごしてきた御方、お疲れ様でした。今まではギリ家族を守れていたかもしれませんが、これからの未来まず間違いなく苦しい時がきます。
 
 
 
「あなたじゃなきゃいけない理由」そこに付加価値をつけて単価をバグらせることができなければ家族を守ることができなくなる。
 
 
そんなパパ・ママ見たい?
 
 
ダサくないですか?
 
 
社会のせいにして、低賃金なのは仕方ないよねー。家族で貧乏だけど、たまに外食できて、たまにプチ旅行ができればいいよねー。
 
 
本当に良い?
 
 
もちろん!お金だけが全てじゃない。
たまの外食とプチ旅行で十分かもしれない。
ただ、選択肢を増やす努力や姿勢を見せない大人がダサくないか?って言ってます。
 
 
心まで貧乏になったら人間味がないよ。
だからこそ、薄利多売ゲームの過激化を招いているわけなんだけども。
  
 
今こそ!人間味を取り戻すチャンス!
今回は一緒に見直せるように3つのポイントにまとめました。
どうぞ!

▼ 悩みを打ち明けてくれる存在になってるか?

誰もが!
自分の話をしたいんですよね?
自分に「いいね!」が欲しいんですよね。
 
 
だったら「いいね!」をいっぱいあげたら喜ばれるじゃん。それは分かる。
でも、その喜び比重はくれる人によって違いますよね?
 
 
そんじゃそこらに歩いているオッサンから「いいね!」をもらったところで、全然響かない!
 
 
どんな人に「いいね!」もらったら嬉しい?
 
 
きっとあなたにも憧れの人がいるはず。
その人から「いいね!」もらったら?
めちゃくちゃ嬉しいっ!
じゃあ、そういう人にあなたはなってます?
  
 
憧れの人ってどう作られたか?
なんとなく、いつの間にかファンになってた。
という場合が多いんですが、そこをちょっと深掘りすると「悩みを解決してくれた」があると思います。
 
 
ということはですよ?
 
 
そもそも、あなたが悩みを打ち明けてもらえる存在になっているか?ってことです。
(ただの聞き上手なら良いって問題じゃない)
 
 
歌手やアーティストさん、アイドル。
ただの好きが変化して、課金するぐらいファンになったというなら、何かしらあなたの悩みを解決してくれた人ということ。 
 
 
結構ここを軽視してません?
 
 
悩みを打ち明けたくなる環境づくりに、もっともっとシビアになっていかなくちゃならない。
そこで宗教はすごく勉強になります。
 
 
宗教は芸術と絡めていくんですよね。
 
 
嘘も誠も関係なく、心に響かせるために。
 
 
・アメニティ
・姿勢
・しぐさ
・口ぶり
・表情
・服装
・髪型
・手の所作
 
 
治療技術やサービスの質なんて類のものは、その一つの要素でしかない。
セラピストはよく勘違いするからー。
(私がそうだっただけかも)

▼ 良い人どまりになってないですか?

ただ好きじゃなく、リピーターになってもらうなら、もっと精神的領域に入り込んでファンになってもらわないといけません。
 
 
じゃあ、好きとファンの違いは?
 
 
恋。
 
 
惚れさせることができるか。
 
 
恋ってどういうこと?
恋って愛と違って、かなり利己的な感情。
ざっくばらんに言葉を選ばずに言うならば「あなたに利用価値があるか、どうか。」

あなたを利用したら、自分が強い存在になりそう。
(勘違いだとしても)
 
 
そう思わせることで惚れさせるわけです。
 
 
「なんか、この人、私には無い部分がある。この人の側にいれば私強くなれるかも。」
 
 
こう感じさせるために、あの手この手を使うわけです。
 
 
具体的に?
ケースバイケースだからなぁ。
 
 
例えばー。
  
 
悪いケースなら伝えられそう。
私の失敗談。
 
 
ギックリ腰のお客様が来たんですよ。
50代の研究者。
明日は絶対に仕事に穴を開けるわけにはいかない。
今日一発で改善して欲しい!
 
治療前によくよくお話を聴いて、悩みを打ち明けてもらって、準備はOK。
 
治療後
「えっ!?すごい!全然ちがう!
これで明日仕事行けますよ!」
 
 
この時に、惚れさせるアプローチができれば良かったのにー。
ありがとうございましたー、
良かった良かった。
また困ったら来まーす!で、終了。
 
 
良い人ですよね?
でも、それ止まり。
 
 
どうしたら良かったのか?
あなたならどうしますか?
 
 
今思うなら、もっと闇をえぐらなければいけなかった。悩みを深掘りして、そのままにしたら最悪な未来をもっと想像させておかなくてはいけなかった。
 
 
えっ?えぐい?
 
 
本当の意味でその方を救うなら、
絶対に放っておいたらダメ。
人生変えられるサービス持っているならね。

▼ 機能向上でなく、面白さで勝負してますか?

セラピストなら一次悩み解消したら、その次のリピートをどう獲得するか。
 
 
他のサービス業態にも応用できるでしょ?
 
 
つまり、自分のサービスを相手の生活インフラ(生活必需品)にどうやってランクを上げるか、という問題。
 
 
この問題を解いておかないと、家族は守れない。
 
 
その一つの答えを私なりに出します。
もちろん、個人的な見解なんで参考に留めてあなたなりの答えを出してください。
(出したらおしえてー!)

 
それは決して機能向上とか、
自己肯定感アップとか、
そーいうんじゃなくて。
 
 
「おもしろい!」

これです。
 
 
面白い=落差
 
落差=期待の裏切り
  
 
私のケースで説明しますね。
私、10年ぐらいヨガを指導しています。
値段としては一回2,000円弱。
 
 
周りの公民館でやっているヨガは数百円。
それ比べれば、5〜6倍の値段です。
それでもファンになってくれた方はいなくならない。
 
 
別にヨガの内容って、そんなに大差ないんですよ?
それにお客様の身体の機能向上もぐいぐい出るわけじゃない。
何を期待して来てくださっているのか?
 
 
比較して、リハビリ業。
めちゃくちゃ工夫して、その場その時の身体に合わせて機能向上をめきめきさせて!

「良くなったわ!ありがとう。
様子を見て、また悪くなったらお願いね!」
リピートになるのはかなり少ない。
 
 
それがほとんど。
 
 
一体両者の違いは何?
 
  
ぶっちゃけサービスの質の高さはリハビリ・整体業の方が高い。悩みの深さや、解決した喜びが大きいのも整体業。
なのに、なぜヨガは続くのか?
 
 
おもしろいからなんだよね。
 
 
ぎゃははーって毎回笑うわけじゃないんだよ?
それは質や技術力の話。
 
 
そうじゃなくって、落差がある。
期待を裏切ってくれる。
毎回!
 
 
ヨガだったら、終わると何とも言えない爽快感に浸れるんですよ。余韻がその次の日もくる。
しかも毎回!
 
 
じゃあ、それを期待してヨガに行くでしょ?
さらにその上!とかではなく、期待値自体が下がっているという具合。

期待値を下げる。
  
 
コストに対してのパフォーマンスが高い!というのにも似てるかな。
コスト(費用・お金・単価)が高いということは、それだけかけるんだからと期待値も上げますよね。
 
 
じゃあ、期待値を下げる=コストを下げるために単価を相場にしたら本末転倒じゃないか!
おっしゃる通り。
 
 
だからますは、自分のパフォーマンスを冷静に分析することが大切。与えられる価値が必ず期待を超えなければリピートはあり得ない。
 
 
冒頭の言葉

「あなただから買うのよ。」
 
 
まずは、酔わせる・中毒性を出せるくらいのサービス技術力を得る。これはもう当たり前のこと。
(AIを駆使したりなんだり、何でも良いけどAIと同等のクオリティ出せないならダメ)
 
 
問題はその次!
 
 
相手の期待値を下げる。
 
 
これをどう演出するか。
 
 
ヨガの場合、ぶっちゃけ何もしてない!笑
コストがそんなにバカ高くないから、自然に期待値よりもパフォーマンスが勝っているだけ。
 
 
でも整体業はそうはいかない。
一回単価が結構高いし、かける精神的コストも高い。
 
 
ちょっと話が長いですよねー。
でも、大切だから「精神的コスト」も知っておいて欲しい。
ヨガなら「健康に良さそう、皆んなでやってるしー。」みたいに低コスト。
メンバー同士の横の繋がりができるほど、コストが下がっていく。
ヨガの期待値じゃなく、メンバーと会うというものに分散して、ヨガ自体の期待値が下がるんです。
 
 
 
整体は「マンツーマンで贅沢。家族にかけなきゃいけない時間やお金なのに。」と高コスト。
 
 
かけているコストはお金だけじゃなく、見えない精神的なものもあるのをサービス提供者は忘れている。
 
 
そのコストよりもパフォーマンスが上回らねれば「おもしろくない」ものとなる。
精神的コストを下げる=期待値を下げる
 
 
 
つまり!!
 
 
お客様が誰にでも言える「言い訳」をちゃんと用意してコストを下げなければいけないってこと。
その教育を怠ってはいけないってこと。
信じ込ませること。

 
 
さぁて、整体業でこれが成功するでしょうか?
私は現在進行形で実験中です!
あなたなりの実験結果、ぜひ教えて!
ではまた!

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