昨日の続きです。
▼ (続) 自由な働き方がしたい!コメディカルのための合同会社作り
前置きが長くって困りますよね。
私自身、頭を整理しつつ書いているので長ったらしくなってすみません。
(きっと将来、ブラッシュアップしているはず)
前回はお金稼ぎの方法として3つあります。
労働者・経営者・資本家。
どれが一番「自由」を奪われるリスクが高いか。でしたね?
それはずばり。
(当たり前だけど)
自分の時間を削っている「労働者」が圧倒的にリスクでかい!
経営者と思っている一人社長や、プレイングマネージャーも労働者です。
結局は自分の時間を削っているので。
自分の時間は確実に減る。
価値は確実に減る。
自分の価値がなくなったら捨てられる労働者。
だから「資本家」になりたーい!って?
それも一つの道ですが、その道は一部の特権階級の家庭に生まれない限り誰もが「労働者」スタートですよね。
▼ 教育なんて土台無理
そこで大切なのはストックビジネスを!
「資産構築中でーす。」
そんな事言うのSNSで見たことありません?
ストックビジネス構築なんて叫ばれるMLMですが。
(そもそもストックビジネスって何?っていう人は動く量足りないかも)
言っていることは正しいですが、既にいる一部の勝者に軍配が上がる仕組みです。
資金がなければ資本家のゲームには参加できませんし、土地を手に入れるって言ってもさぁ。
「何者でもないあなたに優良な土地や案件がなぜ回ってくる?」
強者の資金を稼ぐためにカモにされているかも。
実際に私もカモになったことがあります。
MLMはしてませんが、この世を考えていると何処かでカモになっているカモ。
(かもかもうるさい)
私がカモになったケースはMLMではなくって、
コンサルタント業界での話。
資本家は初めからは無理。
じゃあ、高単価商品を売ればいいんです。
自分の稼働を減らせますよ。みたいな。
夢を見させて高単価に吊り上げようとするんですよね。
商品なんて空っぽなくせに。
“あなたのやりたいことをビジネスに”
みたいなやつ、今もいーっぱいありますよね?
ビジネスの方法を教わるやつです。
「マニュアルがあるから誰でも!」
「未経験でも稼げる!」
「月収七桁は当たり前!」
昔の私は「稼ぎたい」と「後世への教育」がごっちゃになっていて。
ビジネスモデルを学ばなきゃ!っていうのと、
自分がやりたいことにはお金がなきゃ!というのと、整理がついていなかったんですよね。
お金が何なのか理解していなかった。
今となっては騙された体験も良い学びだったなとは思っています。
(でも講師の人達の人間性は全然認めていない)
ビジネスを学ぶ。教育を受ける。
でもね。
教育なんてね。
土台無理な話なんですよ。
これに気づいていれば騙されずに済んだのにな。
資本家もダメ。コンサル高単価もダメ。じゃあ、他人の時間を頂戴する経営者になろう!って言っても、そこには社員教育というものがあるわけですよね?
(経営者になるのもダメってなる理由を伝えます)
▼ 教育しよう!を諦めた先にあったもの
一人経営者の方、ほぼ100%の人が思っていること。
「私がもう一人いればいいのに。」
私の専門の健康分野でも同じことが起きています。
一流スキルをもつ一人整体院長は技術継承を諦めています。
何章か前に紹介した70代の建築会社社長も同じ状況ですよね。
能力のあるやつは既に成功しているし、会社に属するやつは”使えないやつ”だ。
”使えないやつ”を使うようにするには?
マニュアル通りにすること。
なるべく考えないように機械のようにすれば、とりあえずミスやエラーを減らせるわけでしょ?
コメディカルの分野では多店舗展開の勝負に持ち運びますが、リピートを作る教育なんて「差別化」がどんどん無くなって、どこも似たかよったか。
マッサージ店と何が違うの?という状態になってしまう。
マニュアルというものに翻弄されて「これ、おれじゃなくていいじゃん。」という仕事を量産しては個性が死んでいく。
個性が死んだサービスに誰が心打たれるの?
お金を払うかい?
お金を払うとしたら、そんなのは夢物語なものに払うか、インフラに払うかしかない。
「うちのマニュアルは個性を生かします!」
そう反論する人もいるかもしれない。
実際にできているケースはそれぞれの場であるとは思いますが、同じ人間なんて1人としていないのだから「世界観」を共有できたとしても、細部の「スキル」は無理ですよ。
そこで教育を再考するために、スキルって言うのを2種類に分けて考えてみました。
① コピーできるもの → 物事の原理原則、基礎
例)挨拶、単純作業、マニュアルに書けるもの
② コピーできないもの → 正解がない
例)マーケティング、個性、センス、TPOに合わせるもの
どんな分野でもここをごっちゃにしてしまうと教育はできません。
というか、①しか教育者・師匠・先輩は伝えることができないと言えます。
②に関しては時代もあるし、人気という実態がないものもあるし、ターゲットによって違うし、技術革新によってノウハウが変わるし、その人らしさを光らせるセンスみたいなものもある。
後世に伝えることがあるんだとしたら①を徹底的に叩き込んだあとに、②の要素「〜なると面白いぞ!」と知的好奇心を刺激するぐらい。
あっ。
あと、②まで終えたら「疑って、自分らしく生きろ!」と伝えることでしょうか。
現代だと多様性がありすぎて「〜なると面白いぞ!」という見本がみせられない。
見せようとすると〇〇ハラスメント扱い。価値観を押し付けられているのと、指導されているのと受けての方もごっちゃになっている。
親→子への教育も「〜なると面白ぞ!」と言おうとしても全く響かないのが現実。
別角度で見本みせてくれるというより、もうそこに見本はあるから、ちゃんと見たほうがいいよと気づかせてくれる存在が必要になっちゃったんです。多様性になりすぎて。
話ちょっと違うかもしれないですが、教育・指導をMLMなり、コンサル業なりの人は「夢」を見させて①の当たり前のことだけ述べて「さぁ、あとはあなた次第」みたいなノリです。
たしかに実践しなければ②は辿り着けない。②の実践のキッカケにも成り得るから100%騙しているわけではないけど、辿り着く道をコーチングしているかと言えば完全にNO!!
だって、教育なんて土台無理だから。
人間は見て聞いても「体験」しなきゃ分からない。
共感はできるけど、得られないスキルがある。
(②のことね)
今までの話を端的にまとめますね?
資本家になっても幸せはない
↓
インフルエンサーになっても幸せはない
↓
知的好奇心を見つけ守るのが「お金」の役割
↓
好奇心をシェアできるのが「幸せ」
↓
幸せを守るのが「自由」への道
↓
さいぶまスキルを伝承することは不可能。
↓
スキル伝承は諦めて、一人ひとりが自立する仕組みがいい!
キーワードは「ミニマム法人、コンサル、ライティング」です。
仕組みの中身をお話していきますね。
(次につづく)
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