「ねー、パパ、お尻から血が出てるっぽいんだよね。ふき取るとちょっと血がついてるんだ。」
ある時、トイレから出てくるとふっと私に言う。
『ふーん。そうかー。
前から拭いてる?後ろから?』
(まだちょっと生理の話は早いと思って、
場所だけしっかり確認させようとしました)
「いや、生理ではないと思うんだけどねー」(さらっと)
(えっ!?生理しっとるん?)
という所から自分の中で
「なるほど、家庭ではこうやって性教育してけばベストだな。」
みたいなシナリオが完成したんです。
それぞれの家庭で、それぞれの子どもの個性で、きっと伝え方なり、進み方なり違うと思いますが、いち参考程度に聴いて頂けたら嬉しいです♪
どうぞ!
▼ フェーズを4つに分けたよ
上記のエピソードの結末は
生理の認識をちょっと深めるために「漫画本」を利用しました!
おすすめ↓
これを図書館から借りてきて読ませるとー。
「おもしろかったー!ありがとね」9歳娘
たぶん、漫画は伝わりやすいです!
あとは奥さんに経緯を話して「折を見てナプキンのこととか伝えてね」と伝言。
(そんなもん普通に言うし。との返答)
私的にはここはフェーズ2だと思います。
簡単に表でまとめてみました!
↓
フェーズ0 まずは親が学ぶ
ここでは子供が生まれてから親として考え始める時期かと。
まずは親自身が「性教育」について学んでいかないとですよね。
何でも書籍は良いので、図書館で5~6冊借りてきて
・ゴムは性感染症を防ぐもの。避妊は100%ではない。
・避妊はピル。役割と使い方の違いを知る。
・身体と脳の発達について。
・愛について。
この4つは自分なりの価値観と共に明確に言語化しておいた方がいいです。
おススメ書籍はコチラ!
↓
もう必読書!と言っても過言ではないくらいです!
各フェーズにまとめたのは、性教育に目覚めた親がゴリゴリに子に伝えに行くのは違うと思うので。
性教育の最終的な所って「人それぞれ違うけど、自分も相手もいいよね!」と、認め合うところです。
知識を「こうだー!あーだー!」と押し付けるのは、場合によっては「ハラスメント」になり兼ねない。
フェーズ分けは年代によって分かりやすくするためにしちゃいましたが、あくまで参考にしてもらって「その子のペース」に合わせて、反応や雰囲気を観ながらコミュニケーションとっていきましょうね♪
フェーズ1 本棚に漫画
続いて、子どもが小学校低学年くらいまでに。
親の書斎や本棚になんとなーく性教育の本を置くこと。
おススメ書籍はコチラ!
↓
やっぱり子供目線でインパクトどかーん!が良い!
それには「漫画」ですよ。
ちょっとした暴力的エッセンスという感じも入ってて伝わりやすい。
(暴力は全世界世代の共通言語…言葉にすると怖いけど、そうでしょ?)
なんか変な生き物がお腹をパンチしにくる!
というのは6歳息子にも受け入れが良かったようです。
(内容はめちゃくちゃキュートなので、ごめんね暴力的なんて言葉使って)
めちゃくちゃおススメ。
あとは「お風呂で性器を洗う大切さを伝える」
男女の違いと、自分の大切な部分ということを「洗う」ということでシンプルに伝えられます。
男の子はムキムキ体操。
女の子はピース洗い。
(これ知らんかった)
漫画・洗い方の2つで十分。フェーズ2に自然と移行します。
自然に移行します。とは言っても、
うちの子はーという限定になっちゃいますが、
「たぶん、いけるな!」という確信めいたものはあります。
フェーズ2 マンガを紹介
小4のうちの娘のように、
女の子は折を見て「生理」
男子は「オナニー」
できたらパパ・ママどちらでも良いので、
自然と言い始められる雰囲気は作っておいた方がいいですよね。
ここで本棚に漫画を置いてあるのが効いてくるはず。
女の子は自分の意志とは無関係で始まってしまうから、予め対処しようと話しかけるか、話を聴く体制にはなりやすいはず。
ここでおススメなのはこれ↓
やっぱり漫画がスッと受け入れやすい。
これで女の子はOK(かな)
男の子は小5か6年生くらい、もしくは中学入ってからかな。
友達界隈で「オナニー」などエッチ関連のワードが出てきます。
そんな雰囲気を醸し出す(はず)
そんな時に、折を見てこれを読ませて!
↓
これまた漫画仕立てで名著!
すっごく分かりやすい。
男の子にとって
・オナニーの回数は?
・陰茎の長さって?
・包茎って駄目なの?
みたいな悩みを一発解決してくれます。
たぶん、パパママに相談できないし、
周りの友達とも言えないし、
親戚のおじさんにも言えないだろうし、
性教育で失敗するのは大抵この段階じゃないかな。
文章だけだとイメージまるでつかない!
漫画がベストだと思います。
男の子の性教育が一番大切!
変なAVとかしか教材が手に入らないし、そもそも知らないのが問題!
私自身、それで悲しい想いをさせてしまったことがあるので辛かった。
息子にはそうなってもらいたくない!
それにはこの漫画はベストだと思います。
ロケットボーイズ!
未来に羽ばたくためにも、ちゃんと打ち上げ準備してあげないと!
男の子のオカズには、
変なAVが確実に出回るので
中高生になって彼女欲しそうにしていたら
「SILK LABO」を教えてあげてほしい!!
女性目線で大切にしたいことを伝えてくれているメディア。
あとはちゃんと女性器を知らないとダメ。
(とは言えマジマジとはできないパターンが多いでしょ)
あくまでSILK LABOで、商売用のものとの差を知れる状況になったら無修正のものを観るようにさせる。
ここら辺はママには難しいよな~。
世のパパにがんばってもらいたい所。
(私ももちろん、がんばる)
これを読んでくれた世のママは、ちょっとパパに相談してみて下さい。
夫婦の性教育への価値観を一致させておくのも大切ですよ。
フェーズ3 恋愛観をおしゃべり
中学・高校生、この頃になれば「恋愛」に目が行かない人はほとんどいないでしょう。
子孫を残す。
これ本能なので。
好きってなんだろう?
恋愛ってなんだろう?
結婚ってなんだろう?
辞書で「恋愛」を思わず検索してしまうのもこの頃です。
(ググっても出てこない答え)
ここら辺が親が最後に後押しできる務め!
むしろ、ここを上手にできる親なんて今の日本に1%もいないんじゃないかな。
何をすべきか?
めちゃくちゃシンプル!
「ドライブしながら(車運転しない人なら電車)
対面しない環境で恋愛観をおしゃべりする」
これだけ!
できたら、子どもが好きなメディアやキャラクターを題材にして共通認識が持ちやすいように話すと良い。
二次元が好きな男の子だったら、
どういう所が萌えポイントなのか話を聴いてあげればいい。
ふいに
・セックスの話
→ 愛し合うコミュニケーションツールの面と、子どもを作る行為という面
・性感染症の話
→ コンドームの役割
・避妊の話
→ ピルとコンドームの違い
・恋愛の話
→ 恋愛と結婚の違いについて(これ語れるようにしておこう)
を、交えて話せたら良い。
「ちなみに~、その大切な子を守るために知っておいた方がいいよ。」
「(二次元だったとしても)もしも、相手が来た時に知っておくといいことだけど。」
うまく具体例は出せないけど、相手が好きなことにスライドして説明してあげるのが、押し付けがましくなりづらいですよね。
相手の土俵で話す的な。
でもこれ…
この土俵に立てないケースも多い。
各フェーズで培ってきた時間、子どもとの歴史が物言うので。
色んな話をしてきて「この人に聞いてみよう」となっていないと、まず始まらない。
常に親が勉強して、押し付けではなく子供の雰囲気を察知して声掛けして。
「あー、この人は私のことを子ども扱いしない。
この人は考えを押し付けたりしない。
ちょっと相談してみよう。」
そうならないと終わりです。
ぎんなんたろうさん、あなたはどうなんですか?
うーん。やっているつもりですが、娘息子が育った時に分かるはずですね。
だって、正解がないんだもん。
こうやったら100%成功ってないところですよね。
むしろ、親自身が成長に至ってないケースだってある。
(自戒の念を込めて)
▼ まとめ
・性教育をフェーズ0~3に分けて説明したよ
・親自身が常に勉強&子供の雰囲気を察知しよう
今の日本社会に性教育は浸透しつつあるけど、
やっぱり正解がない分野。
だって、価値観という部分ですから。
でも、大切なことって価値観の一致とかじゃなくって、
価値観の不一致を受け入れる。
せめて、表があれば裏がある。
逆もまた真なり。
自分もOK!他人もOK!という心身に持っていってあげることが性教育のゴール。
ゴールへの道はそれぞれ。
親御さんたち、一緒にがんばりましょう♪
明日は「恋愛と結婚の違い」について話します。
性教育の延長線上にある話。
とっても大切な人生のことですよね。
宜しくお願いしまーす!
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