子供はどんな職業に就けばいいのか?①

高校生からの仕事塾

今の日本の学校教育に完全に抜け落ちている点。
 
労働者を量産する仕組みになっていて、
「君は何が好きなの?何が得意かな?」
 
 
これがほぼない。
 
 
皆同じ服を着て、
皆同じ問題を与えて、
皆同じ生活が吉だと洗脳する。
 
 
ある県№1の高校に通う女性との雑談で感じたことを話します。
 
 
ちゃんと、最後は私なりの解決策を提示します。
どうぞ!

▼ 将来、何の職業に就きたいとかある?

17歳、高校2年生の子と整体中にお話ししました。
 
その子は人の話をよく聴ける、
今の子には稀な女の子。
(それは今の子に失礼)
 
 
とにかく凄く頭が良くていい子なんです。
 
 
「将来、何の職業に就きたいとかある?」
 
 
『いや今はないんです。』
 
 
「そりゃそうだよね!みんなどう見つけているのかね。」
 
 
『医療系に行くとか、言っている友達もいて凄いなぁって思います。』
 
 
「そうだよねー、でもさー、まず職業が何があるかを知らなくない?」
 
 
そうなんです。
さぁ、高校でもうすぐ社会に出る子もいる。
 
 
進路選びなさい。
 
 
そう言われても、どこに道があるか分からないんです。
 
 
 
私自身、高校3年生で今のコメディカルを選びました。
 
(まぁ好きこそ物の上手なれ。どうせ職業にして苦しい時間もあるなら、自分の好きなことを職業にしたいなぁ。)
 
 
(一体、何が好きなのかなー、自分)
 
 
(保健体育でたまたまやった筋肉名を覚えるテスト)
 
 
(あれは何の苦も無くスッと頭に入ったなぁ。よし医療系に行こう!)
 
 
そんなこんなで専門学校に入学しました。
 
 
 
あとは何も考えてない(恥)
  
 
 
だって、どんな道があるか分からないんですもん!
 
 
30後半になって色んな方に出会った今でも
「へー!そんなお仕事もあるんですか!」
という連続。
 
 
 
「こんな道もあるよ!」
 
  
 
大人はそれを導く必要があるんじゃない?

▼ 医者の子は医者

両親に似たような職業に就くって多くないですか?
 
単に目の前に“憧れ”の存在があれば良いんですよ。
 
「あーなりたい!」
 
というものに出会えるかどうか。
 
 
でも、今は多様性の社会。
 
 
「あーなりたい!」が見つけられるほど、
シンプルになってないんです。
 
 
親や先生にも土台無理な話なんですよ。
 
 
先生なんて大学から教員になっただけでしょ?
しかも教員生活で多様性の職業に触れる機会あります?
 
 
無くはないでしょうが、分からない分野だっていっぱいありますよね。
  
 
 
だから、先生が進路相談するのは…
ぶっちゃけお門違い。
学校の先生にはその能力備わっておりません。
 
 
 

ちょっと昔は今の学校教育で当てはまっていましたよ。
 
 
良い大学出て、良い会社に勤めて、労働者でいる。
 
 
それでも貯金だけすれば利率は良いし、老後も困らない。
ただただ働いていれば家庭も回っていた。
終身雇用制度も安定していたし。
 
 
 
でも、今は違う。
 
 
 
今の学校教育のまま進めば、
何も考えられないで与えられた労働条件で働いて
多様性でよく分からなくなって、
生きているのか死んでいるのか分からない。
 
 
ゾンビのように労働するしかなくなる。
 
 
その内、単純労働は機械やAIによっていらなくなる。
 
 
気付いたらゾンビは埋められていた。
 
 
 
なんてことになりかねない。
(いや、まじで)
 
 
 
前述の女子高生の進路相談は先生が…
 
「ねぇ○○さんはどこの大学に行きたいの?」
 
 
って、始まるらしい。
 
 
 
はい?大学行く前提なんかい?
 
 
そこからしておかしな話じゃないか。
 
 
そもそも何のために大学に行くのか?
 
 
大学に行って何を学びたい、学ばなければならないの?
  
 
 
なんかね、大学行かなきゃ就職できないみたいな感じだし、
大学行くのは進路決めるのと、遊びも大切な勉強。
 
 
みたいな風潮じゃないですか。
 
 
 
いや、分かりますよ。
大学でのサークル活動での出会いとか、
仲間との交流で自分の進路を磨くとか、
もう社会に出たらバカできないから大学生ならまだ…
これも大切な勉強だ。
 
 
 
とかいうのも、まぁ分かりますよ。
 
 
 
でもさー。
 
 

大切な18~22歳の時間じゃん。
 
 
その財産を投資してのリターンが本当にあるんかい??
 
 
今やコロナ時代になったら交流すら乏しい。
バカしようにも出来ない。
いや、そうっすよ。
もうバカしている大学生なんていないんじゃないのかな?
 
 
 
ただただ与えられた教育の延長線上を歩みたいから、
その線から踏み外したくないから大学生になっているだけで。
踏み外したら何があるのか分からないから、
考えるのを先延ばしにしているだけで。
 
 
 
バカするなら、思いっきりバカするべきなんですよ。
 
 
 
飲み会が好きなら、
飲み会隊長になって、
自分で全責任もって周りを喜ばせる。
 
 
 
試行錯誤してやってみる!
 
 
 
その先に店も覚えるだろうし、より相手が喜ぶ情報も得られるだろうし、人脈も得られるかもしれない。
 
 
 
大学に行って、本気でバカできるかどうか。
 
  

「君は何が好きなの?得意なの?」
 
「苦労なく人よりちょっとだけ良くできることは何?」

  
 
 
この質問を早いうちから聞き出したり、
言語化できなくても周りの大人たちが見いだしたり、
そういう教育が必要なんじゃないの?
 
 
テストの点数は小・中学校まで!!
 
 
そこまでは詰め込み教育で良いですよ。
何が得意かは分からないですからね。
 
 
でも、高校生になったら
「好きなことに全ぶりする」
そのくらいじゃないともったいない!

 
 
 
若者の財産・資産、唯一の武器と言ってもいいかもしれない。
それが何か知っていますか?
 
 
ちょっと長くなっちゃいました。
次回は対策までお話ししますので!
また明日!

▼ 今日までのまとめ

☆ 学校教育で進路相談はお門違い
 
☆ ゾンビ労働者にならないようにしたい
 
☆ テストは小中学まで、高校~「好きなことに全ぶり」

 

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